腱鞘炎 電気治療

腱鞘炎を電気治療する?

腱鞘炎で整骨院などを訪れると、電気治療を勧められることがあると思います。マイクロウエーブなどの超音波や超短波、レーザー光線などを発生させる機具を利用することが多いようです。また、針を使わないでツボ刺激ができ、鍼治療と同じような効果が期待出来る低周波刺激療法、「SSP療法」と言うものもあります。これは、SSP電極と呼ばれる小さな金属で作られた電極をツボに置き、低周波通電を行う治療法です。痛みを感じる部分に電極を配置するだけでも効果があり、さらに、ツボの位置を組み合わせていけば、高度な治療も可能となります。ただ、電気のピリピリとした刺激が苦手な人には不向きと言えるでしょう。このSSP療法は、体の奥の硬くなった筋肉を柔らかくする効果もあります。腱鞘炎は、手だけではなく、肩や首、腕の凝りなども影響しているので、凝りをほぐせば腱鞘炎の痛みも和らぐ可能性があります。そういった意味で、この低周波刺激療法も軽い腱鞘炎であれば、マッサージと同じような効果が期待出来るでしょう。電気治療は、人によって効果が実感出来なかったり、電気治療自体に不安や疑問を感じたりする場合も多いかと思います。いくらやっても痛みが引かないような電気治療をダラダラと続けていたり、不安な気持ちのまま治療を続けていたりするよりは、自分が納得出来るような治療法を行う方がいいでしょう。どちらにしても、腱鞘炎の治療を受ける際には、きちんと医師の説明を受け、自分の症状にあった治療法を選択するようにしてください。